ニキ・ド・サンファルという女性アーティストがいました。
フランス貴族の末裔という家柄で、 若いときはウォーグ等の有名雑誌のモデルをして、 ライフの表紙を飾ったこともあります。 (かなり美人、w) そして精神病院に入院中、その治療に絵をはじめて、 退院後は独特の「射撃絵画」で名を馳せます。 さらに「ナナ」のシリーズを初めとする、 丸みを帯びた女性像を数多く制作。 スウェーデンのストックホルムでは、 「HON」(ホーン)という作品が展示されました。 これは横たわった巨大な女性の下半身から、 その内部に入る趣向です。別名「胎内めぐり」とも。 ひとことで言うと、かなり「ブッ飛んだ」アーティスト。 初期の射撃絵画はかなりドロドロした内面を感じます。 けれど「ナナ」や「蛇」のシリーズはなんともユーモラス、 見ているだけで気持ちが明るくなってくる。 そういえば「ニキ」は本名ではなく、 子供の頃のニックネームだそうです。 晩年は呼吸器や免疫系の多病に苦しみ、 2002年にサンディエゴで亡くなりました。 日本にはニキ・ド・サンファルの熱心なコレクターがいて、 栃木県の那須に「ニキ美術館」があります。 入館料は大人千円、そして210円の追加料金で 館内の写真撮影もOKでした。面白いアイデアですね。 オススメの美術館です。 ―テロリストになる代わりにアーティストになった―、 これはニキ本人の言葉として知られています。 ニキの夏那須高原の「ビッグ・レディ」 夏闇も夢こそすべてアーティスト 「ビッグ・レディ」1968-95 「ビッグ・ヘッド」1970
by yuhki_ex10
| 2007-08-19 20:20
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